👥 こんな人におすすめの記事です
- ご当地ラーメンを一度に味わいたい人
- 健康を気にしつつも、ラーメンの誘惑に負けがちな人
- 「今日はスープ残そう」と思っても、気づけば完飲してる人
- ラーメンを食べながら、ちょっとした旅気分を味わいたい人
- 食べものに“記憶”や“物語”を重ねるのが好きな人
- 50代になっても「うまいもんに正直でいたい」と思ってる人
🕐 この記事は約6分で読めます
⛳ この記事で伝えたいこと(目的文)
横浜ラーメン博物館で、50代の私がミニラーメン3杯を食べ比べてきました。
「いろんな味を楽しみたい」「でも健康もちょっと気になる」──そんな思い、ありませんか?
この記事では、スープの魅力、麺の特徴、それぞれのラーメンの個性を、自分なりの視点で素直に綴っています。もし、同じようにラーメンが好きで、ちょっと迷いながら楽しんでる方がいたら、「ああ、わかる」って思ってもらえる時間になればうれしいです。
⛳ 冒頭
前回のブログで「いつか行きたい」と書いていたラーメン博物館。
その“いつか”が、ついに来てしまいました。血圧も気になるし、胃袋のキャパも昔ほどじゃない。
それでも、券売機の前では「とりあえず3杯いっとこか」と思ってしまった50代の僕が、
**気づけば、3杯すべてスープまで飲み干していた──**そんな一日の記録です。
🟨 第1章:スープまで、全部いってもうた。



前回のブログでは「いつか行きたい」って書いてた、横浜のラーメン博物館。
ついに昨日、行ってきました!
今回は“いろんな味をちょっとずつ楽しみたい”って思って、ミニラーメンにしたんです。
血圧も気になるし、スープはできるだけ残すつもりやったんです。ほんまに。理性100%で出発したんです。
……けど、あかんかった。
一口すすった瞬間、「うまっ!」って声が漏れた。いや、正確には“うっま!!”って、ちょっと伸びた。
”脳が震えた。”
スープの熱が舌から脳天まで突き抜けて、思考回路がショートした感じ。
旨味がギュッと詰まってて、どこも完成度が高すぎる。濃いのに雑じゃない。
「え、ミニって言っても、これフルスペックやん…」と、心の中でうなった。
最初の一杯を飲み干した時点で、
──もうわかってもうたんや。「これ全部いってまうやつや」って。
それは理性やなくて、本能の声やった。
「もう50代やで、血圧も中性脂肪もあるやろ」って理性は言うてたけど、
3つのスープの誘惑の前では、理性なんて砂糖菓子くらいもろかった。
結局、3杯とも完飲。止まらなかった。
器の底まで、きれいに見えてた。ほら、「これが真の完食やろ」って、どこか誇らしげな自分がいた。
あとでちょっと気分悪なって、ちょっとだけ後悔もした。
でも、あのスープたちは──“とまれへん味”やったから。
もはやラーメンやない、魔法の液体や。
🟥 第2章:1杯目──想像とちゃう、でも、うまい。


最初の1杯は、「博多文福」。
正直あんまり予習してへんかったんよね。
「味噌って書いてあるし、昭和の屋台っぽいんかな〜」くらいの軽い気持ち。
──でも、出てきた瞬間から、想像とぜんぜん違った。
見た目はたしかに味噌ラーメン。けど、スープを口に運んだ瞬間、脳が「違うぞ…」って言うてきた。
味噌のコクはたしかにある。でも、その奥に広がる深みがヤバい。
なんやこれ、味噌×豚骨×和だしのトリプルアクセルでも決めとんのか?
いや、構成はようわからん。でも、気づいたらレンゲが止まってなかった。
麺もおもしろくて、細いのと太いのがミックスされてる。
「今、細い? あ、次太い!」みたいな感じで、ちょっとしたくじ引き感覚。
食感のリズムが楽しくて、食べながらちょっと笑ってもうた。
チャーシューもきくらげも、出しゃばらず、ええ脇役。
主役はあくまでスープ。このスープ、ほんまスター級や。
──で、問題はここから。
スープをね、ごくごく飲んでしまったんですよ。
しかも、妻の分まで。
「えっ、飲んだの⁉」って顔されたとき、
僕はうっすら笑ってもうてた。
たぶん、無意識にドヤ顔してたと思う。
でも妻の目は…冷ややかやったな。
「この人、またやったわ」っていう、“医療関係者の目”してた。
ちょっと引いてたというか、もはやあきれてカルテ書かれそうなレベル。
でも、止まらんかったんや。
50代、血圧、中性脂肪…
そんなワードはスープの前では全員リタイア。
味噌ラーメンにして味噌らしからぬ魔力。
1杯目にして、もう完全にペース崩された。
🟩 第3章:ごはん…ちゃう、スープ飲んだだけや──利尻ラーメン味楽


2杯目は、北海道・利尻島からやってきた「利尻ラーメン味楽(みらく)」。
ミニサイズやのに、香りのインパクトがバケモン級。
席に運ばれてきた瞬間、スープの湯気がフワ〜っと鼻を直撃。
「うわ、これ…昆布、暴れてるやん」
──脳内が一瞬で“和食モード”に切り替わる。
ひとくちすすったら、もう完全に持っていかれた。
パンチはあるのに、角が立ってない。
まるで「やさしさで殴られた」みたいな味やった。
そして次の瞬間──
ごはんの幻が、脳内に出現。
「これ…ごはんにかけたら絶対うまいやつやん」
昆布茶漬けの映像が、勝手に再生され始める。湯気までリアル。
ごはん、注文すればよかった……って思ったけど、
今日は“3杯制覇”というミッションがある。
ここで白米いったら、たぶん後がしんどい。
だから我慢した。
……のに、我慢してからのスープが、さらにうまく感じてもうた。
「昆布のうま味って、もしかして“我慢との抱き合わせ商法”なんちゃうか?」って思うぐらい、
飲むたびに、口の中で情報量が増していく。
麺はたぶん縮れ麺やったと思うけど──
正直もう、スープの印象が強すぎて、麺が記憶からはみ出してた。
そして最後、我慢が限界突破。
脳内で、ごはんをそっとよそい、スープに沈める。
──そしてレンゲで一口。
完全にイメージトレーニングやけど、もう“味”はそこにあった。
禁断の“脳内お茶漬け”で、しめました。
🟦 第4章:最後の一杯は、博多一双。とどめの濃厚とんこつ


3杯目──ラストの一撃は、「博多一双(いっそう)」。
この時点で、体の中の塩分メーターは赤ゾーンに突入してた。
「さすがに…やめとこか」っていう声が、うっすら聞こえてた。
──でも、その横で、もう一人の自分がこう言うてた。
「ちゃう。ここで一双を抜いたら、一生後悔するぞ」
気づけば、食券のボタン押してた。
選んだのは、よりにもよって、一番こってりそうなやつ。
で、運ばれてきた瞬間に鼻を襲ったのは、
豚骨特有の“あの香り”。
「うっわ……くっさ……でも、うまそ…!!」
その時点で、もう思考バグってた。
泡立ったスープは、見た目がまるでカプチーノ。
一口すすれば、舌にまとわりつく濃厚さ。
スープが喉に“ねっとり”絡んで、しばらく離れへん。
「これは……クセになる…」
って、ぼそっと言うてた自分に気づいた時には、
もうレンゲが止まらん。
実はこの時点で、すでに2杯スープ完飲済み。
お腹的には「もうやめとけ」ってサイン出してた。
でも、脳が…脳がバグってもうた。
「豚骨の香り=幸せ」って書き換えられてた。
「血圧? 中性脂肪? 知らん!」
「臭いって? それがええんやんけ!」
──完全に、ラーメンに支配されてた。
結局、ここでもスープまで完飲。
スープに浮かんだ泡を見ながら、ちょっと笑けた。
「これ、完全にやられたな」って。
でも、なにより思ったのは──
“臭いが旨い”って、もう概念がバグってる。
でも、それが最高や。
それが“博多とんこつ”の魔力なんや。”
🟪 まとめ:ラーメンって、やっぱり“止まらへん魔力”ある。

最初は「ミニラーメンで、ちょっとずつ楽しんで、スープは残そう」って思ってた。
血圧も気になるし、健康も考えて…って、ちゃんと自分に言い聞かせてたはずやのに。
でも、ひとくち飲んだ瞬間、そんな理性はどこかへふっとんだ。
ラーメンって、味だけやないんやな。
香り、見た目、麺の食感、店の空気感──五感ぜんぶで揺さぶってくる魔物。
気がつけば、3杯スープまで完飲。
しかも、ごはんを入れたい欲求と戦いながら、
スープの底まできっちり見届けた。
“感謝”や。
ほんまに、美味しかった。
あとでちょっと気分悪なったけど、後悔はしてない。
だって、あのスープたちは「残せる味」やなかったんや。
- 味噌×とんこつのコラボで、太麺と細麺が踊る「博多ぶんぷく」
- 昆布の旨味がごはんを呼び寄せる「利尻ラーメン味楽」
- “臭い=うまい”という新世界を見せてくれた「博多一双」
どれも、“もう一回食べたい”って思わせる魔力があった。
ほんまはもっと食べたい。
けど、脳はOKでも、体が「まって」って言うてる。
──50代の胃袋と血圧と相談しながら、また来ようと思う。
「50代になっても、ラーメンには勝てへん。
子どもの頃から、ずっと夢中や。──特盛、よろこんで!」
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