50代おじさん、水中イヤホンで宇宙飛行士になるまで

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この記事はこんな人におすすめ

  • プール通いが単調で退屈だと感じている人
  • 水中でも“ウォークマン気分”で泳ぎたい人
  • 骨伝導イヤホンや防水ガジェットに興味がある人
  • 手軽に、非日常的な空間を味わってみたい人

冒頭文

「プール通いが続かない」「泳ぐのが退屈」──そんな50代のあなたに届けたい、ちょっとバカげた挑戦の記録です。
これは、妄想大好きおじさんが生んだ“妄想”から始まった物語でもある。


水中補完計画、始動

実は私自身、最近“自分ルール”として、できるだけ毎日30分以上泳ぐようにしている。
それは、だらけがちな自分をコントロールするための“儀式”でもある。

とはいえ──毎日のプールの往復は単調で、退屈で、時には心が折れそうになる。
だからこそ、「水中でも音楽が聴けたらな〜…」という妄想が生まれたのだ。

50歳を過ぎて、プールでエヴァに乗る──そんな妄想から、私の「水中補完計画(通称:水中ウォークマン計画)」は始まった。

きっかけは、20代の頃に体験したスキューバダイビング。あのときの「宇宙にいるみたいや」という感覚に、もし好きな音楽を重ねられたら、どんな世界が広がるんやろう?

しかし、現実は甘くない。
まず、「水中で音楽なんて本当に聴けるんか?」という根本的な疑問が立ちはだかる。私が20代の頃には、そんなの夢物語やった。
いまや骨伝導イヤホン
なんて代物が登場し、水中でも音楽を聴ける時代が来てしまった。

テクノロジーの進化に、人類は震えた──いや、50代のおじさんは正直震えた。

そして次に襲いかかるのは、デジタルの壁。
YouTubeの動画をどうやってイヤホンに入れるんや?
ダウンロード?変換?インストール?…カタカナ3連発で、すでに心が折れそうやった。これ、50代あるあるとちがう?

何度か自力でやってはみたものの、いつも「撃沈」。パソコンの画面を前に、何度「もうええか…」と呟いたかわからない。


救世主は職場の同僚

そんな私に救いの手を差し伸べてくれたのは、同年代の同僚やった。若者ではないけど、こういうデジタル系が好きで詳しい“頼れる存在”だ。

スマホの画面を見せながら教えてくれたんは、TubeMateVideo MP3 Converterという2つのアプリ。

彼の指示通りに指を動かす。慣れない操作に四苦八苦しながらも、なんとか動画をMP3に変換し、スマホのMusicフォルダに保存することに成功した。

そして、音楽が再生された瞬間、思わず「おぉ…!」と声が出た。

たかが音楽データ、されど音楽データ。これが水中での冒険のチケットになるんやと思うと、胸が熱くなった。

これで、私の「水中補完計画」は一歩前進した。あとは、防水イヤホンを手に入れるだけやった。


高級モデルか?お試しモデルか?

Screenshot
Screenshot

本命は、25,000円もする高級モデル、Shokz。その流線型のフォルムと確かなレビューは、私の物欲を刺激した。

「もし、水中で音楽を聴くのがイマイチだったらどうしよう…?」

そんな不安もあったけど、考えるよりもまずはやってみようと思った。
失敗しても、死ぬ前に“やらなかったこと”を後悔するのは嫌やと思った

それに今回は特に損失も大きくない。だったら挑戦してみる価値はある──そう思ったのだ。

そしてその瞬間、私の“死ぬまでにやりたいことリスト”に、新たな項目が加わった。

結局、4,000円台のTayogoという安価なモデルをポチった。
失敗しても笑い話にできるし、なにより50代にして初の「水中×音楽」体験だ。


プールで「宇宙」にダイブ

そして、ついにプールでの決戦の日がきた。骨伝導イヤホンを装着し、耳栓をして、いざ水中へ。

……その瞬間、プールは「宇宙」へと姿を変えた。

水の抵抗が体を包み込み、浮遊感がどんどん増していく。
そこに、ハワイアンミュージック深海の音が骨を通じて頭の中に響き渡る。

まるでエヴァンゲリオンのコックピットで、音楽とシンクロしているようや。これはもう、”シンクロ率400%”や。

いつもなら苦痛に感じるプールの往復も、音楽のおかげで不思議と辛さが和らぐ。
まるでアムロがニュータイプの意識の中で「ララァが呼んでいる」と感じたあの瞬間のように、水の中で見えない声に導かれている感覚やった。

気がつけば、私はニュータイプに覚醒していたのかもしれない。水に溶け込んでいくような、幻想的な感覚やった。


使ってわかった良い点と惜しい点

良かった点
圧倒的なコスパ: たった4,000円で、これほど非日常的で幻想的な体験ができるのは驚き。
ストレス軽減効果: 音楽に集中することで、泳ぐことの肉体的・精神的な辛さが紛れ、楽しく泳ぎ続けられる。
没入感の向上: 耳栓を併用することで、余計な音が遮断され、音楽だけがクリアに聞こえる。

惜しかった点
⚠️ 低音は弱め: 骨伝導イヤホンは構造上、どうしても低音が物足りなく感じる。
⚠️ 水中での操作は困難: 曲送りや音量調整は水中で操作しにくいので、あらかじめプレイリストを作っておくのがおすすめ。
⚠️ 耐久性はまだ未知数: まだ使い始めたばかりなので、どれくらい持つかは未知数。安価なモデルゆえに、少し不安が残る。


結論:お試しには大満足!

もしあなたが、プールの往復が退屈に感じている人や、水中での運動が続かないと悩んでいる人なら、一度試してみてほしい。

たった4,000円で、日々のマンネリ化した生活に新しい刺激を与えてくれる。

今回の経験で、水中での音楽体験が想像以上に素晴らしいことが分かった。

次は高級モデルで“シンクロ率400%”を目指すか──いや、暴走する前にお小遣いの残高と相談します(笑)。

もしこの記事が消えていたら、それはきっと暴走の結果です。

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