読了時間:約8分
こんな人に読んでほしい
- AIツールに興味はあるけど、月額課金に踏み切れずにいる人
- ChatGPTとGemini、結局どう違うのか実感として知りたい人
- 50代になって「今さら新しいこと始めて大丈夫かな」と思ってる人
- 固定費を増やすことに抵抗があるけど、便利なものには惹かれる人
- 自分に合った道具の選び方を、誰かのリアルな体験から考えたい人
結論
”迷うなら、両方ちょっと触ってみてもええ。自分の使い方が見えてくる。”
正直に言います。めっちゃ迷いました。

ChatGPTにするか、Geminiにするか。
もうね、家電量販店のテレビコーナーで
「うーん……」って唸りながら3周してる50代のおっさん、
まんまあれです。
スペック表を見て、値段を見て、
また最初の売り場に戻って。
店員さんと目が合って、気まずくてスマホ見てるフリして、
また戻る。
たぶん心の中では
「買う気ないのに、なんで来たんや俺……」
って思ってるやつ。
なんでそんなに迷ったかって?
どっちも良さそうやし、どっちもお金かかるし、
何より「失敗したくない」って気持ちが先に立つから。
これ、50代の性(さが)やと思うねん。
両者のスペック、ざっくり並べてみた

まず基本情報から。
Gemini Advanced(旧Pro)は月額2,900円。
これにGoogleドライブのストレージ2TBが付いてきます。
Googleカレンダー、Gmail、Google Keep、Google ToDo……
普段からGoogleのアプリに囲まれて生きてる僕からすると、
「あ、これもう生活インフラやん」って思ってしまう。
しかもこれ、冷静に考えると地味に大きい。
「2TBのストレージが欲しい」って人は、
どうせどこかでストレージ代を払うことになる。
(僕はすでに200GB超えそうになっている。200GBの次は2TB契約しなあかん)
AI+2TB込みで考えると、
Geminiはコスパの見え方が一段変わるんや。
一方でChatGPT Plusは月20ドル。
日本円にすると税込みで3,500円前後。
ストレージは付いてへん。
でも、単体のAIとして見ると
「会話」「相談」「思考整理」に特化してる感じが強い。
数字だけ見たら、
正直Geminiのほうが「お得」に見える。
……でもなぁ。
ChatGPTもなぁ……ってなるわけです。
ChatGPTには「話しやすさ」があった

実際に使ってみて感じたんやけど、
ChatGPTって、なんていうか冷たくない。
「こんなこと聞いてええんかな?」
って思う質問でも、ちゃんと向き合ってくれる。
例えば、
「この文章、なんかしっくりこんのやけど」
って相談したら、
「どのあたりが引っかかってます?」
「もしかして、ここはこういうニュアンスにしたかったんちゃいますか?」
みたいに返ってくる。
いきなり答えを押し付けずに、
一回こっちの気持ちを受け止めてくれる感じ。
これがな、思ってた以上に大きかった。
AIやのに、
「ちゃんと話聞いてくれてるな」
って感じる瞬間がある。
で、結局なにに使うん?(ここで腹をくくった)

ここで一回、立ち止まりました。
「そもそも僕は、AIを何に使いたいんやろ?」って。
最近やってるのが、
電子書籍を使った勉強法です。
簿記とか、ちょっと頭使うやつ。
50代で新しいこと始めると、
記憶力も若い頃みたいにいかんし、
できるだけ効率よく、しんどくならん方法でやりたい。
僕がやってる方法は、こんな感じ。
- 電子書籍の画面を一枚一枚スクショする。
- それをAIにどんどん読ませて、解説してもらう
これを続けてるうちに、
あることに気づいたんです。
「あ、AIにも得意不得意あるわ……」って。
Geminiは「体力オバケ」やった

まずGemini。
こいつはもう、
体力が異常です。
スクショ画像を10枚、20枚、
下手したらもっと放り込んでも、
「はいはい、まだいけますよー」
って顔して処理してくれる。
ChatGPTやと、画像が増えてくると
「ちょっと待って、前の画像の内容忘れました」
みたいになること、正直あります。
Geminiは違う。
日本語の文字認識も強いし、
大量の画像を一気にテキスト化する能力は、ほんまにすごい。
PDFの表、細かい文字、
ちょっとした手書きメモでも、わりと読んでくれる。
例えるなら、
無限スタミナの事務員さん。
「とりあえず全部やっときますわ」
って、黙々と仕事片付けてくれるタイプ。
ChatGPTは「教え方がうまい先生」やった

一方でChatGPT。
大量の画像処理は苦手やけど、
テキストを渡したときの説明力がええ。
「ここが分からへん」
「もう一回、噛み砕いて教えて」
そう言うと、
ちゃんと考えて返してくれる。
ちょっとした行間も拾ってくれて、
「たぶんここ、こういう意味ちゃう?」
って補足してくれる。
体力はないけど、洞察力のある先生タイプ。
話してて
「あ、この人、分かってくれてるな」
って感じる瞬間がある。
これが地味に、でも確実に効いてくる。
ナルトとサスケで例えたら、めっちゃ腑に落ちた

ここで急にアニメの話になります。
50代やけど、許してな(笑)
- Gemini=うずまきナルト
→ チャクラ量えげつない。影分身しまくり。体力でゴリ押し。 - ChatGPT=うちはサスケ
→ 写輪眼で状況分析。無駄のない一撃。頭脳派。
これな、
一人ずつ使うより、一緒に使うほうが強いやつです。
※ナルト知らん人向けに翻訳すると、
「力持ちの事務員(Gemini)」と
「教え上手な家庭教師(ChatGPT)」
これでOKです。
これが僕の「必勝パターン」になった使い方

① スクショ画像を全部Geminiに投げる
→「解説はいらんから、漏れなくテキスト化して」と頼む② Geminiが出したテキストをChatGPTに渡す
→「先生、この内容で勉強させて。特にここが分からん」とお願いする
重たい作業はGemini。
考える作業はChatGPT。
人間の仕事で言うたら、
資料整理は事務員さん、
授業は先生にお願いする感じ。
役割分担ができた瞬間、めっちゃ楽になりました。
結局、どっちに課金すればええん?

ここまで書いといてアレなんですが、
結論はこれです。
「自分の使い方次第」
- 生活インフラ+大量処理重視なら Gemini
- 相談・文章作成・思考整理なら ChatGPT
僕の場合は、
「どっちも使いたい自分」を否定するのをやめました。
毎月の固定費として見たら、
飲み会1回分、
参考書2冊分、
コーヒー数回分。
そう思ったら、意外と現実的やった。
「無駄遣いしてるんちゃうか?」
って最初は思ったけど、
実際使ってみたら、
時間も手間も減ったし、
勉強も続けやすくなった。
迷ってる時間も、案外悪くない

50代になると、
「失敗したくない」気持ちが先に立ちます。 時間が有限だと思うときもよくあります。
新しいことを始めるのも、
お金を使うのも、
若い頃みたいに勢いで「えいやっ」ってできひん。
でもなぁ、
触ってみな分からんもんって、やっぱりある。
完璧な答えを探すより、
ちょっと試して、合わんかったらやめたらええ。
それくらいの気持ちでええんちゃうかな、
と今は思ってます。
おわりに

この記事が、
誰かの「ちょっと試してみよかな」の背中を、
そっと押せたらええなと思ってます。
無理に決めんでもええし、
両方使ってみてもええし、
やっぱりやめてもええ。
自分のペースで、自分に合う道具を見つけていく。
それでええんちゃうかな。
ほな、また。
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