このブログはこんな方におすすめです
- 表参道のにぎわいではなく、知る人ぞ知る静かなルートを歩きたい方
- 高尾山の“もうひとつの顔”を味わってみたい方
- ペットと一緒にのんびり山歩きを楽しみたい方
- 自然に癒されながら、自分のペースで歩きたい方
🕐 このブログは約5〜6分で読めます
✨目的文
高尾山といえば、ミシュラン三つ星にも選ばれた世界的観光地。
でもそのにぎわいの裏に、“ほんまの高尾”が静かに息づいてる道があるのをご存じですか?この記事では、登山口が倒木で通行止めとなったため、小仏城山へルート変更した50代の私が、日影沢駐車場から体験した“裏高尾”の魅力をご紹介します。
混雑のない静かな森の空気、犬連れでも歩きやすいルート、そして五感がほどけていくような山の時間。
🟨 冒頭文
ミシュラン三つ星にも選ばれ、国内外から観光客が集まる高尾山。
そのにぎわいの裏側に、知る人ぞ知る“静かな高尾”があるのを、ご存じでしょうか?今回歩いたのは、日影沢駐車場を起点にした「裏高尾ルート」。
本来は高尾山を経由して小仏城山へ向かう予定でしたが、倒木による通行止めのため、急きょルート変更。
それでも──いや、だからこそ出会えた景色がありました。柴犬のもみじと一緒に、風と沢の音に包まれながら歩いた静かな山道。
都心からすぐとは思えない“癒しの森時間”を、50代の僕なりの目線でお届けします。
🌲 第1章:高尾山=にぎやか? いやいや、実は“こんな道”もあるんです


「高尾山」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
駅からのアクセスがよくて、観光客でにぎわっていて──
そう、あの“表参道ルート”の光景が定番かもしれません。
でも実は、その反対側に
まるで別世界のように静かな「裏高尾ルート」があるんです。
この日、僕が目指していたのは、
日影沢駐車場から高尾山を経由して、小仏城山へ抜けるルート。
人混みを避けて、森の音に包まれながら歩ける、“知る人ぞ知る道”です。
実はこのルート、「いろはの森コース」とも呼ばれていて、
裏高尾の中でも特に自然豊かで静かな道として知られています。
高尾山の“もうひとつの顔”を感じられるコース、と言ってもいいかもしれません。
……ところが登山口には、「倒木の恐れあり、通行止め」の看板が。
そこで急きょ予定を変更し、小仏城山までの往復ルートに。
でも、不思議と不満はなかったんです。
むしろ「これはこれで正解かもな」って思えるほど、静けさと自然の豊かさに包まれていました。
道はしっかり整備されていて歩きやすく、
それでいて、風に揺れる木々や沢の音、鳥のさえずりがちゃんと残っている。
ちょっとした登山道のような場所もあって、
それがまた「自然と向き合ってるなあ」という感覚をくれるんです。
“高尾山を通らなかったからこそ出会えた静けさと心地よさ”が、そこにはありました。
この裏高尾のルートは、
「静けさに癒されたい」50代の方にも、
そして柴犬連れでのんびり山歩きを楽しみたい方にも、
きっとぴったりの道やと思います。
🌿 第2章:登山口からすぐ、小川と沢の音が迎えてくれる

日影沢駐車場から歩き始めると、すぐそばに小川が流れています。
車を降りた瞬間から、もう“自然の音”に包まれる感覚。
耳に届くのは、水のせせらぎ、鳥の声、風にそよぐ木々の音。
人工音がまるで聞こえない。
それだけで、別の世界に来たような気分になります。
柴犬もみじも、ここで一気にスイッチON。
小川のそばをうろうろ歩いて、顔を水に近づけたり、しっぽをブンブン振ったり。
……って、ちょっとテンション高すぎるやろ!?
水を見つけた瞬間、まるでスイッチが壊れたかのようにダッシュして、足をバシャバシャ。
しっぽをブンブン振りながら、小川と一体化してるんかと思うくらいやった(笑)
それだけ自然が豊かってことなんやろな。
というか、しばらく歩くとスマホの電波も入らんようになります。
都会の音や情報からも、まるっと距離を置けるってこと。
道は木陰が多く、風がよく通ります。
6月とは思えないほど涼しくて、場所によっては肌寒ささえ感じるほど。
「ほんまに夏やっけ?」と問い直したくなるくらい、ひんやりと心地よい空気に包まれていました。
表参道とはまるで違う、“静かで気持ちいいスタート地点”。
ここから始まる山歩きは、もうそれだけでご褒美みたいなもんやなって思いました。
🟩 第3章:静かな舗装林道、そして帰りはちょっとだけ山道気分


今回の登り道は、舗装された林道を使いました。
車も通れる道やけど、すれ違ったのは作業車らしき1台だけ。
それ以外は、ひたすら静かな森のなか。
木々に囲まれて、鳥の声と風の音だけが響いて──
もうこれは「森の中をお散歩」じゃなくて、もはや“犬の散歩”やなってくらい穏やかな道でした。
途中で、トレイルランナーの人たちともすれ違ってびっくり。
「え、ここ走る?マジで?」って思いながら、
僕らはマイペースでゆっくりと、もみじと一緒に進みました。
そして、下りは山道ルートを選択。
土の感触を感じながら、細い道を慎重に歩いていく。
こっちは「THE・登山」って雰囲気やけど、無理なく歩ける程度の傾斜と距離感です。
登りは舗装林道で安心、下りは山道で自然満喫。
そんなふうにルートを使い分けられるのも、裏高尾のええところやと思います。
🌳 第4章:小仏城山 山頂にて──静けさと、ちょっとしたご褒美

小仏城山の山頂に到着!
ベンチやテーブルがたくさんあって、ちょっとした休憩スポットになってる。
この日は平日やったから混雑はしてへんかったけど、ちらほら登山客もいて、
みんな思い思いの時間を楽しんでる様子やった。
そして目に入ったのが、山頂にある茶屋と…なぜか天狗の置物(笑)
じーっとこっち見てるような目つきで、ちょっとびっくりしたけど、
それもこの山の“味”なんやろな。
休日なら「なめこ汁」や「カップラーメン」などのメニューが楽しめるらしいけど、
この日は茶屋はお休み。ちょっと残念。でもその分、山頂は静かで、空も広かった。
もみじも落ち着いた様子で、ごろんと地面に寝そべってひとやすみ。
さっきまであんなにはしゃいでたのに、今はまるで別犬(笑)
風が気持ちよくて、ベンチに座るだけでもう充分。
「登ったな〜」っていう達成感と、「ここでちょっとボーっとしたいな」って気持ちが
じんわり湧いてくる、そんな時間でした。
そしてふと思ったんやけど──
最近ちょっと体重増えてきたなぁって感じてたから、
「今日はけっこう動いたし、もしかしてちょっと痩せたかも?」っていう
淡〜い期待が、頭をよぎった(笑)
……たぶん現実はそんなに甘くないけど、それでも“よう動いた”一日やったなって思います。
🟩 第5章:観光地じゃない高尾山。“裏”にこそ、本当の静けさがあった。



小仏城山の茶屋でひと休みして、帰りは山道ルートへ。
上りは舗装された林道だったけど、下りはもう少し山らしい、木々に囲まれた道をゆっくりと。
土の匂い。揺れる葉。鳥の声。
ときどき足元にひやりとする風。
誰ともすれ違わない時間が、逆に心を落ち着かせてくれるような感覚でした。
この日は平日だったこともあって、茶屋はお休み。
でも、もみじと並んで腰を下ろして、風を感じながらただそこにいるだけで、十分満たされていました。
あらためて思ったのは──
「裏高尾」は、ガイドブックに載る“高尾山”とはまったく違う顔を持っているということ。
派手な眺望も、にぎやかな人の声もない。
でも、だからこそ、そこにしかない“気配”が静かに漂っている。
高尾山がかつて「霊気満山(れいきまんざん)」と呼ばれていたように。
自然と、祈りと、時間が溶け合ったような──そんな空気が、静かに、そこに在った気がしました。
🚌🚗 第6章:静けさと出会える場所へ──日影沢駐車場までのアクセス案内

今回のスタート地点は「日影沢駐車場」。
いわゆる“裏高尾”の登山口にあたる場所で、表高尾とはまったく違う静けさを味わえるルートの入り口やね。
アクセス方法は、車でも電車+バスでも行けるんやけど、ここでは両方紹介します!
🚗 車で行くなら:
圏央道「高尾山IC」から国道20号を新宿方面へ向かい、「西浅川」交差点を左折。
その後、都道516号(浅川相模湖線)を約3km進んだところに、左手に林道分岐があります。
この分岐は少しわかりにくいので、見落とさないように注意が必要です。
分岐を入ってすぐ右手に、無料の「日影沢駐車場(約10台)」があります。
※駐車場にはトイレはありませんが、徒歩10分ほど先にある日影沢キャンプ場のトイレを利用可能です。
※こちらが【日影沢駐車場】のGoogleマップリンクです。
👉 日影沢駐車場(Googleマップ)
🚌 電車+バスで行くなら(おすすめ):
- JR中央線「高尾駅」北口に出る
- 京王バス「小仏行き」に乗車(1時間に1~2本)
- 「日影」バス停で下車
- バス停から徒歩3分ほどで日影沢駐車場に到着!
※バス停からは道なりに進むだけ。案内板もあるから迷うことはないで。
※ポイント:「高尾山口駅」じゃなくて、”「高尾駅」”で降りること!
※登山中、一部のエリアではスマホの電波が入りにくい場合があります。
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