⏱️ 読了目安:7分
■このブログはこんな人におすすめです
- ラーメン二郎に興味はあるけど怖いと思っている人
- 大食いチャレンジの体験談を笑いながら読みたい人
- 50代からの挑戦や人生の楽しみ方に共感したい人
- 「死ぬまでにやりたいことリスト」に刺激をもらいたい人
- 失敗や後悔もネタにできる生き方にちょっと憧れる人
■冒頭文
50代になっても、まだ挑戦できることがある。
そのひとつが、死ぬまでにやりたいことリストに刻んだ「ラーメン二郎・全マシ完食」。
大食い自慢ではなく、胃袋と心を震わせた一日の記録を、笑いとともにお届けします。
死ぬまでにやりたいことリストの筆頭

「死ぬまでにやりたいことリスト」の筆頭に掲げられた、その名は── 「ラーメン二郎」。
いや、ただの二郎やない。二郎界のラスボス、「ラーメン大・全マシ」である。
「若いもんに負けたくない!」──いや、そういうことちゃう。
これは、過去の自分、そして未来の自分に勝つための、まさに男のロマンなのだ。
初めての二郎、その衝撃

実を言うと、ラーメン二郎を初めて知ったのは30代。
噂を聞いて、初めて行ったのは ひとりやった。
「どんなもんか、食ってやろうか」──そんな軽い気持ちで挑んだのが始まりや。
そして目の前に現れたビジュアルに衝撃を受けた。
「なんじゃこりゃーー!」
山のようなもやし、分厚い豚、そしてギラギラ輝く背脂。
「ラーメンちゃうやん…豚のエサやんけ!」
そう心でツッコミながらも、箸をつけた瞬間にわかった。
これは「ラーメン」ではない。
ラーメン二郎という“別ジャンル”の食べ物やったのだ。
そして、その日から少しずつ二郎の魅力にハマっていった。
食券機の前で立ちすくむ

それから歳月が流れ、気づけば50代。
節目を迎えた今、心に誓った。
──「今やらなあかん。やらへんかったら一生やらん」。
そしてついに、その時が来た。
「ピッ」──乾いた食券機の音。
なのに心臓の鼓動はドクン、ドクンと重い。
前に並んでいた大学生たちは「小」を選んでいた。
(そらそうやろ…普通の人間は小やんな…)
そう思いつつ、気づけば指は 「大ラーメン」 を押していた。
そして口からこぼれたのは──
「全マシでお願いします」。
禁断の呪文を唱えてしまったのだ。
全マシという呪文、その正体

二郎の無料トッピングは4つ。
- ニンニク:翌日まで残る戦士の証
- 野菜:もやしとキャベツの白い要塞
- アブラ:命の輝きとも言える背脂
- カラメ:味を決定づける醤油ダレ
「全マシ」とは、これらをすべて最大値まで増やすこと。
己の胃袋と精神をフル稼働させる、最終奥義や。
着丼、そして戦いの始まり

「ドンッ!」
丼が置かれた瞬間、空気が変わった。
もやしが築く白い城壁。アブラが光る油の堀。豚が城門のようにそびえ立つ。
まさに、ラーメンの要塞──それが「全マシ」だった。
ひと口すすれば…
油と野菜のハーモニー。
背脂の甘みとシャキシャキ野菜の相性が抜群で、箸が止まらん。
「油をおかずにできるやんけ!」
「油で飯が食えるでーー!」
心で叫びながらも、笑ってしまうほどうまい。
最初の10分は快調そのもの。
口の中は二郎ワールドどころか、もはや二郎宇宙。
「イケる!全然イケるやん!」
襲いかかる限界と“ゾーン”
しかし束の間、胃袋の警報が鳴り響く。
「やめとけ」と囁くもう一人の自分。
だが、その時──50代おじさん、ゾーンに入る。
限界を超えた先で、不思議と箸が止まらなくなる。
ブラックホールに吸い込まれるように、麺が胃袋へ消えていった。
味変という救い

後半の救世主は、卓上調味料。
- S&Bのホワイトペッパー
- 一味唐辛子
- 醤油だれ
一味をひと振りすると、スープが覚醒。
「よし、もうちょい戦える!」──気のせいやけどな。
脳は震えてたけど、なぜか笑いがこみ上げてきた。
完食、そしてビタースイートな結末

最後の麺をねじ込み、具材はすべて胃袋へ。
だが、スープは……無理やった。
勝利と敗北が入り混じった、ビタースイートな結末。
でもこれでええ。人生、全部を飲み干す必要はない。
帰りのバイクでは吐きそうになりながらも、不思議な爽快感が残っていた。
達成感と後悔がないまぜになった、なんとも言えない感覚。
胃袋は震えたけど、心はちょっと若返った気がした。
まとめ:次なる挑戦?
「全マシ」という呪文を唱え、なんとか完食。
最初は最高にうまかった。最後は震えた。
次? もしやるなら「マシマシ」か?
……いや、物理的に無理やろ。ブラックホールに吸い込まれる未来しか見えへん。
それでも──もしまた心に火がついたら。
きっとまた、この呪文を唱えてしまうんやろな。
そしてそのたびに思うのだろう。
「ラーメンやなくて、これはラーメン二郎っていう“別ジャンル”やな」と。
店舗情報:ラーメン二郎 めじろ台店



📍住所:Googleマップで見る
- 営業時間
月〜水・金・土:11:00〜14:30 / 17:30〜20:30
日曜:11:00〜15:00
木曜:定休日 - 駐車・駐輪
車:近隣コインパーキング(Timesあり)
バイク:道路向かいに駐輪スペース
自転車:店舗横に駐輪可能
これから挑戦するあなたへ
もしこれを読んで「自分も全マシに挑戦してみたい」と思ったなら──
- まずは「小」+トッピング控えめから。
- 無理せず、自分のペースで。
- 味変を活用しながら。
- 完食できなくても、それはそれでOK。
大事なのは、挑戦すること自体が思い出になるということ。
50代でも挑戦できたんやから、きっと誰にでもできる。
あなたの「死ぬまでにやりたいことリスト」に、二郎の一杯を加えてみてもええんちゃうかな。
■関連記事もどうぞ
- 🍜 スープまで飲み干した3杯!横浜ラーメン博物館で50代が本気食い
ラーメン博物館での“3杯完食”に挑んだ体験記。こちらも胃袋の限界に迫りました。 - 🔥 50代おじさん おれが激辛王になる!──中本北極10倍で掴んだ、もう一つの青春
大盛りの次は激辛!同世代には「無茶するなよ」と突っ込まれる、50代の青春挑戦です。 - 🚴♂️ 50代おじさん、炭酸入りアクエリアスに出会う──150円で味わう青春
挑戦のあとにちょっと一息。たった150円の炭酸飲料で、青春がよみがえった瞬間を綴っています。
コメント