息子と歩いた高尾山。稲荷山コースから薬王院、そして不思議なご縁の話

癒しと散策/Healing & Walks

【読了時間】約9分


こんにちは。ラーメン大好きおじさんです。
今回は、息子と一緒に高尾山へ行ってきた話です。

登山コースの紹介を中心に書くので、
これから高尾山へ行こうと思っている方の参考になればうれしいです。

あと、最後にちょっとだけ。
「え、そんなことある?」みたいな、不思議なご縁の話もあります。
よかったら、最後まで読んでいってください。


【こんな人に読んでほしい】

・高尾山に行きたいけど、どのコースにするか迷っている人
・犬連れで高尾山を考えている人
・子どもの成長に、なんとなく複雑な気持ちを感じている親御さん
・「ご縁」とか「偶然の一致」が気になる人


【結論(気づき)】

ご縁って、たまたま起きた偶然に見えて、 実は「少しずつの選択」が未来を変えていった結果なんかもしれん。


今回の登山コース

スタート:ケーブルカー清滝駅(北島三郎像の前)
登り:稲荷山コース
山頂:高尾山山頂(富士山を堪能)
経由:薬王院(不動堂、権現堂、貫首との再会)
下り:1号路(薬王院〜ケーブルカー乗り場〈ビアマウント付近〉を経て、石畳の道を下る)
ゴール:ケーブルカー清滝駅

今回の登りは土道の「稲荷山コース」、下りは舗装路の「1号路」。
対照的なルート構成でした。

走行距離 約7.2km
山行時間 2時間34分(休憩含む)


まずは、これから行く人のために僕らの足跡をまとめておいたで〜

【往路:登り】稲荷山コース(約3.1km)

時刻地点・内容累計距離区間ペース時速備考
09:16清滝駅前 スタート0.0 km登山開始!
09:431.2km地点1.2 km22.5 分/km2.6 km/h木の根に注意
09:49稲荷山展望台1.4 km30.0 分/km2.0 km/h絶景・休憩込み
09:571.8km地点1.8 km20.0 分/km3.0 km/h
10:132.4km地点2.4 km26.6 分/km2.2 km/h
10:233.0km地点3.0 km25.0 分/km2.4 km/h
10:26高尾山山頂 到着3.1 km30.0 分/km2.0 km/h富士山を堪能

登り平均ペース:約22.5分/km(時速2.6km)
標準的な登山ペースです。

展望台で景色を楽しんだり、もみじの歩調に合わせながら登った。
……いや、引っ張られながら登った。僕が遅いんです(笑)。


【復路:下り】薬王院経由〜1号路(約4.1km)

下山時は、薬王院での「まさかの再会」やトイレ休憩が含まれています。

時刻地点・内容山頂から区間ペース時速備考
10:38山頂 出発0.0 km
10:53不動堂・権現堂0.5km前後400年の歴史
11:00薬王院境内貫首と再会!
11:25ケーブルカー乗り場下山本格開始
11:36高尾山口駅まで残り1.5km2.6 km4.2 分/km14.1 km/h※かなり早足
11:40高尾山口駅まで残り1.3km2.8 km20.0 分/km3.0 km/h石畳で足と膝に負担
11:50清滝駅 到着(ゴール)4.1 km7.7 分/km7.8 km/h

下り後半ペース:約7.7分/km(時速7.8km)
全体的にスムーズな下山やったけど、
石畳での「膝とつま先へのダメージ」が数字にも出てる気がする速度やな(笑)。

ゴール後、膝が痛くて立ってるのが辛かったけど、何も言わなかった。
(心の中では『お土産、まだ選ぶんかい…!』ってツッコんでたけど(笑))


そもそも、なぜ息子と高尾山へ行くことになったか?

少し前の話から始めさせてもらうと。

職場が〇〇周年を迎えて、記念式典が開かれた。
僕はなぜか委員会のメンバーに選ばれたんです。

そこで「職場のキャラクターをどうしよう」という話になって、
僕の息子が美大に通っていたことが伝わって、
気がついたら息子がキャラクターデザインを引き受けることになっていた。

それがきっかけで、息子も職場の記念式典に招待された。
で、そのパーティーで、”たまたま”同じテーブルになった来賓の方々と、
息子が「今度一緒に高尾山に登りましょう」という約束をしてきた。

しかも相手は、僕と同世代かそれ以上の“おじさんたち”。
僕がその年の頃だったら、どうしたやろか。
たぶん、そんな約束はしてないと思う。(人見知りおじさんなんで・・・・泣)

怖いもの知らずというか、おくびれないというか。
これがZ世代というものやろか。
我が子ながら、すごいなぁ…と感心した。(ちょっと複雑な気持ち・・・負けた。)


裏高尾派の僕が、今回は「表」を歩く

高尾山は比較的近くなので、よく来るんです。
でも僕はいつも裏高尾のコースを選ぶんです。

表参道は混むし、愛犬のもみじ(柴犬)と一緒だと
ちょっと気をつけなあかん。

裏高尾は自然があって静かで、歩いていると神聖な気持ちになれる。
僕は裏高尾の方が好きなんです。

でも、今回は息子の下見のために、
もみじも連れて、表高尾のコースを歩くことにしました。


時系列レポート(2026年2月26日 木曜日)

9:03 まず駐車場へ

高尾山薬王院の自動車祈祷殿に車を駐車した。
一日とめて500円。観光地にしては良心的やと思った。

9:15 清滝駅に到着

北島三郎の黄金像がある。ピカピカだ。
八王子出身だとは知っていたけど、八王子観光大使だとは思わなかった。
「そうなんや」って思ったくらい。

9:16 スタート 稲荷山コースへ

スタート地点から山頂まで、3.1km。
1号路はコンクリート。
他のコースも石畳が多くて、「山を歩いている雰囲気」にはなりにくい。

稲荷山コースは土の道で、登山気分が一番味わえる。
だから今回はこのコースを選んだ。

9:22 枯れ木注意の看板

登山道に「枯れ木注意」の看板が出ていた。

以前、丹沢の塔ノ岳を登ったとき、目の前に倒れてきたことがあった。
ぶつかりはしなかったけど、何があるかわからない。

山を歩くときは、上にも注意が必要やね。ほんまに。

9:43 スタートから1.2km地点

道は整備されているけど、ところどころ木の根が飛び出していたり、凸凹していたりする。
登りはまだいい。
下りは木の根に躓いたり滑ったりするので、特に注意が必要。

登山は下りのほうが危険、というのはほんまやと思います。

9:49 スタートから1.4km 稲荷山展望台

展望台に到着。
その日は気温が低くて、空気が澄んでいた。
遠くまでよく見えて、関東平野が広がっている。
「あれはスカイツリーかな?」と思うシルエットも見えた。

展望台はウッドデッキになっていて、ベンチもある。
ここで一休みするのもいいかもです。絶景です。

9:57/10:13/10:19/10:23(登りの途中ログ)

もみじに引っ張られながら、ひたすら登る(笑)。

10:26 高尾山山頂 到着!

快晴。空気が澄んでいる感じがして、富士山がよく見えた。
白い雪化粧がきれいだった。

息子と二人でしばらく富士山を堪能した。(息子も大きくなったな〜)
もみじは退屈そうにしていた(笑)。

10:33 山頂のお食事処

かけそばが800円だった。
高いなぁ」とは思ったけど、
山頂価格と観光地価格が合体している場所だから仕方ないか。
インフレもあるし。

10:38 薬王院へ向かう

山頂からはずっとコンクリートで歩きやすい。
少し進むと、きれいな木造のトイレがあった。
ここでトイレを済ませる。

息子がなかなか戻ってこなかった。
どうやらお腹が痛かったようだ。
親心が少しざわついた。
(こういう時、いくつになっても心配になるんよな…)

10:52 「富士登拝十界修行」の石碑を見つける

 ここが昔「富士山の代わりの聖地」として信仰されていたことが記されていた。
さらに登山道は仏教の「十界」に見立てられ、
迷いの世界から悟りへ向かう修行の道と考えられていたそうです。

ただ歩いているだけの山道が、
500年以上前から続く祈りの道でもある。

そう思った瞬間、
歩くことそのものが修行なんやな、とふと思った。

息を整えて、足を出す。
余計なことは考えず、ただ前へ進む。

これ、ちょっと“歩く禅”やなと思った。

……まぁ実際は、ぼーっと歩いてただけかもしれんけど(笑)。

10:53 高尾山不動堂

すぐ近くに不動堂があった。
見た目は質素で、派手さはない。
でも約400年前に建てられた、薬王院最古級の建物らしい。

静かな佇まいの中に、長い信仰の時間が刻まれていることを感じた。

10:55 飯縄権現堂(薬王院本社)に到着

大きな天狗が仁王立ちしていた。(おもろい)


薬王院で感じたこと

高尾山薬王院は、ただの観光寺院ではなく、
山岳信仰と修行の歴史が今も息づく場所やと思った。

境内に入ると、
400年以上の時間が静かに流れているような空気を感じる。

境内では山伏たちの「諸堂参拝」の行列が今も行われていた。
法螺貝の音が響き、
赤い大きな傘を差された貫首がゆっくりと進んでいく。

しかもその貫首は、
この前の記念式典で説法してくださった、あの方やった。

江戸時代から続く風景の中に、
自分の知っている人が立っている。

正直、ちょっと感動どころやない。
めちゃくちゃびっくりした。


境内で見つけた小さなパワースポット

浅間社(せんげんしゃ)
富士山の神様をお祀りしている場所。
「富士山に登るのと同じご利益がある」と言われているらしい。
本堂の奥の少し高い場所にあって、急に空気が変わる感じがして、思わず背筋がピンと伸びた。

愛染堂(あいぜんどう)
真っ赤なお堂が印象的な、縁結びの仏様。
恋愛だけやなくて、仕事や人との良いご縁もつないでくれるそうや。
息子のあの“山の約束”も、ここで少し背中を押してもらってたんかもしれんなぁ……なんて思いながら、子どもの未来が穏やかで幸せでありますように、とそっと願った。

願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)
石の輪をくぐって、先の錫杖を鳴らす体験型スポット。
煩悩を払うらしい。
ビールの誘惑も一緒に払ってくれたらええんやけどなぁ(笑)。

三本杉(さんぼんすぎ)
どっしり構えた巨大な御神木。
とにかく「圧」がすごい。
もみじも心なしかシャキッとしてた……気がする(笑)。


11:00 そして、まさかの再会

薬王院の境内で、山伏たちによる参拝の行列に出会った。

法螺貝の音が山に響いて、
修験装束の一団がゆっくりと進んでいく。
思わず「おおおーー」と見入ってしまった。

そして行列の最後に、
赤い大きな傘を差しかけられた僧侶の姿が。

えっ!、なんか見たことある……

よく見ると、職場の記念式典で説法をしてくださったお坊さんだった。
まさか高尾山で再びお会いするとは。びっくり仰天。

あとで知ったのだが、その方は薬王院の貫首、
つまりこの山のトップにあたる方だった。

「やっぱり偉い人やったんやなー」と、妙に納得してしまった。
偶然というより、ご縁が巡ってきたような不思議な感覚だった。


11:25 ケーブルカー乗り場に到着

ケーブルカーには乗らないで、歩いて下山することにした。
ビアマウントもあった。
また今度、ビールを飲みに行きたい。景色もいいし。
(未来の自分、わすれるなよ!最近、物忘れひどいけど!)


11:40 高尾山口駅まで1.3km

1号路の下りは、ずっと石畳だ。
足が地味に痛い。

「普通の登山道のほうが楽やな」と思った。
息子も辛いと言っていた。つま先が痛いって。
僕は膝が辛かった(泣)。

このへんで、心の中で誓った。
「次は膝サポーター持っていこう…」って。ほんまに。


11:50 ゴール。清滝駅に到着

ここで息子が職場へ持っていくお土産を買い始めた。
めちゃくちゃ時間がかかった。

膝が痛くて立っているのが辛かったけど、何も言わなかった。
(大人の余裕やで。心の中ではツッコんでたけど)


【まとめ】たまたまは、導きやったんかもしれん(でも正体は“行動の連鎖”)

今日一日を振り返ると、やっぱり「たまたま」の連続やった。

職場の記念式典の委員会メンバーに、たまたま選ばれた。
準備の話し合いでマスコットキャラクターの話が出た。
息子が美大に行っていたことが伝わった。
僕が相談したら、たまたま引き受けてくれた。

式典当日、息子は「参加してほしい」と誘われて会場に来た。
そこで、たまたま高尾山によく登る来賓の方たちと同じテーブルになり、
「今度一緒に高尾山に登りましょう」と約束してきた。

もし息子が式典に行ってなかったら、
会社の代表取締役クラスの人と山登りに行くなんて、たぶん普通は起きへん。
メールやネットのやり取りだけやったら、なおさら難しかったと思う。

やっぱり、人に会うことでしか生まれへんつながりがある。

そして、その“下見”として歩いた高尾山。

薬王院の境内で山伏の行列に出会った。
法螺貝の音。
赤い大きな傘。
ゆっくり進む僧侶。

なんか気になって、思わずガン見してもうた。

「えっ……なんか見たことある……」

もう一度、目を凝らす。

――あっ。

式典で説法してくださった、あのお坊さんや。

あとで知って少し腰が抜けそうになったけど、
その方は薬王院の貫首。
つまり、この山の“いちばん上の人”やった。

どれか一つ欠けていたら、この再会はなかったと思う。

たまたまって、何かの導きなんか。
正直、それは分からん。
ただの偶然を、あとから意味づけしてるだけかもしれん。

でも、ひとつだけ確かなことがある。

動かへんかったら、この“たまたま”は起きてなかった。

デザインを引き受けたこと。
人に会いに行ったこと。
その場に足を運んだこと。
顔を合わせたこと。

その小さな行動の積み重ねが、
あとから振り返ったときに「導きみたい」に見える瞬間をつくるんやと思う。

今回の高尾山山行は、登り3.1km、下り4.1km。
数字にすれば、それだけや。

でも僕の中では、
距離よりも、そこで起きた出会いや体験のほうがずっと残っている。

息子と並んで富士山を見たこと。
もみじに引っ張られて息が上がったこと。
石畳で膝が泣きそうになったこと。
そして、あの再会。

歩かなければ。
会いに行かなければ。
どれも生まれなかった体験や。

もし今、少し気が重い誘いがあるなら。
流してしまいそうな約束があるなら。

もしかしたら、そこに未来のご縁があるかもしれません。

大きなことはせんでもええと思う。
小さく動く。
人に会う。
顔を合わせる。

それだけで、何かが動き出す日がある。

高尾山は、ただの観光地で有名な山かもしれません。
でも僕にとっては、

「つながりは、会いに行った先で生まれる」

そう思わせてくれた場所になった。

この記事が、
誰かに会いに行くきっかけになったら、うれしいです。

そして、もうひとつ。

未来は、たまたまじゃなくて、小さな選択の積み重ねでできていくんやと思う。


(最後に、ちょっとだけおせっかいメモ)

これから行く人向けに、自分用メモを残しておきます。

・稲荷山コースは木の根に注意(特に下り)
・1号路の石畳は膝とつま先にくる
・僕は膝対策を忘れました

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