小野小町の出生地?厚木・小町神社から高松山を歩いてきた

もみじと暮らす/Life with Momiji

読了時間:約7分

こんにちは。「ラーメンとビールと、時々ブログ」のヒロシです。

「小野小町」って名前、聞いたことありますよね。
日本三大美女の一人とも言われる、平安時代の歌人。

その小野小町の出生の地が、神奈川県厚木市にあるって知ってました?

僕も知らんかった。

妻ともみじ(柴犬)と一緒に、小町神社の登り口から高松山っていう低山を歩いてきたんやけど、正直な感想を言うと……良く言えばこじんまり。悪く言うと、ちょっとしょぼい。

でもね、だからこそ「今のうちに行っとくとお得かも」って思った話です。

こんな人に読んでほしい

  • 家族や犬と一緒に気軽に歩けるハイキングコースを探している人
  • 小野小町に少しでも興味がある人
  • 厚木周辺で穴場の散歩コースを知りたい人
  • がっつり登山じゃなく、散歩の延長くらいがちょうどいい人

結論(気づき)

日本三大美女の縁の地が、こんなに静かで人が少ないってことは、今がお買い得ってことかもしれん。

駐車場・アクセス情報|まず知っておきたいこと

小町神社登り口の桜

これから行こうかなって人のために、先にデータをまとめておきます。

項目 内容
場所 神奈川県厚木市小野 小町神社登り口
コース名 高松山ハイキングコース
標高 147m
駐車場 あり(無料・10台程度)
トイレ 小町緑地に公衆トイレあり
コース 駐車場→小町神社→高松山→ピストンで下山
所要時間 往復1時間〜1時間半くらい
難易度 初心者・家族連れ・犬連れOK

駐車場は10台くらい停められるスペース。僕が行った時は空いていた。

道は整備されていて歩きやすい。スニーカーでも問題ないレベルやと思う。

小野小町の出生の地らしい

赤い屋根の小町神社

歩き始めてすぐ、「小町神社」の案内が見えてくる。

小町神社って何やろう?って思いながら歩いていたら、ここが小野小町の出生の地だという説があるらしい。

小野小町。

あの百人一首で「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせし間に」を詠んだ人。日本三大美女の一人ともされている、平安時代の女流歌人や。

正直、「えっ、こんなところに?」って驚いた。

調べてみると、この厚木市小野という地名自体が、古代の豪族・小野氏と深い関係がある。小野妹子や小野道風を輩出した一族で、小野小町もその系譜に連なるとされている。

室町時代の1486年には、聖護院門跡の道興准后がこの地を通った時に、里の人から「ここが小町の出生地だ」と聞いたという記録が「廻国雑記」に残っている。道興自身は「疑わしい」と書いているけど、少なくとも500年以上前から地元ではそう伝えられていたということや。

もう一つ面白いのが、江戸時代の「新編相模国風土記稿」。この地からかつて朝廷に「采女(うねめ)」と呼ばれる美女が献上されていた歴史があり、その「美女の産地」という記憶が小野小町の伝説に変わっていったんじゃないか、と書かれている。

つまり、全くのデタラメじゃなくて、何かしらの核がある伝説ってことやね。

高松山コース(標高147m)を歩く

高松山山頂からの眺望

コースは「高松山ハイキングコース」と呼ばれていて、標高147m。

147m。

数字だけ見ると、もはやハイキングと言うより散歩に近い。でも、これがちょうどいいんよ。

妻はもみじと一緒に前をスタスタ歩いている。犬連れでも問題なく歩ける道幅と整備具合。

丸太の階段を歩く妻ともみじ

途中、木の道標がいくつもあって迷う心配はない。「小町神社 1.0km」「高松山 0.85km」みたいに距離も書いてあるから、あとどれくらいかなっていう不安もない。

高松山ハイキングコースの道標

山頂からの眺望は、こじんまりした山とは思えないくらい開けていた。相模平野が見渡せて、天気が良ければ横浜ランドマークタワーや東京スカイツリーまで見えるらしい。

高松山からのパノラマビュー

尾根道の途中には秋葉神社の祠もあって、古くから火災除けの神様として地域の人に大事にされてきた場所や。こういう小さな祠がひっそりあるのが、低山歩きの楽しさやなぁって思う。

小町井戸(化粧井戸)で正直になった

小町井戸(化粧井戸)の看板

下りていくと、「小町井戸」と書かれた場所に出た。小さく「化粧井戸」とも書いてある。

小野小町がこの井戸の水で化粧をした、あるいは水面を鏡代わりにしたと伝えられている場所。

鎌倉時代には、源頼朝の側室・丹後の局が北条政子の嫉妬から逃れてこの地に匿われ、政子の呪いで一夜にして白髪になってしまった。絶望した丹後の局が小町姫に17日間祈願したところ、満願の日に黒髪が戻ったという伝説もある。

その霊験に感動した丹後の局が社を再興したのが、今の小町神社の始まりとも言われている。

……で、その由緒ある化粧井戸の現状はというと。

正直に言う。しょぼい。

井戸枠だけが残っていて、水は枯れている。看板はあるけど、「えっ、これ?」っていうのが素直な感想やった。

有名人の割にはこう言うとアレやけど、もうちょっと手入れをして、みんなが来れるような感じにしたらいいのにな、って思ってしまった。

近くには「小町塚」もある。小町の遺品(櫛や髪の毛)を埋めたとされる塚で、こちらには立派な看板が設置されていた。地域の方が供養と管理を続けているのが伝わってくる。

小町塚の看板

他にも「小町の七不思議」と呼ばれるものがあって、海のないこの地の川に海苔のような藻が生える「小町海苔」や、節が片方にしかない「小町竹」、命日の旧暦七月七日に必ず霧が立ち込めるという話まである。

こういう伝承が1000年以上続いているって、すごいことやと思う。

日本三大美女の縁の地、今がお買い得説

もみじ(柴犬)と散歩道

歩き終わって思ったのは、ポテンシャルの塊やなってこと。

小野小町。おれでも知ってる。たぶん日本人のほとんどが名前くらいは知ってる。

なのに、駐車場はガラガラ。コースは空いている。静かに歩ける。

小町神社の御利益は「若白髪治し・美容・眼病平癒・文芸上達」と言われていて、美容の神様としてのポテンシャルは十分ある。春には桜も咲いて、なかなか雰囲気がいい。

小町神社周辺の桜

でも今は人が少ない。

歩きながらふと思ったんやけど、三大美女の末裔って、このあたりにまだいるんかなぁ。この辺の人は美人が多いんやろうか。そんなことを考え出したら止まらんくなって、逆にここに住みたいって思ってしまった

どうしても美人に目がいってしまう、困った50代です。

裏を返せば、小野小町の縁の地にゆっくり参拝できる今は、お買い得ってことかもしれん。

美人の恩恵、もらえるかもしれんでー。

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まとめ

小町神社から高松山。

標高147m。散歩みたいなハイキング。

でも、1000年以上前の伝説が静かに息づいている場所やった。

化粧井戸はしょぼかったし、もうちょっと整備してほしいなとは思う。でも、こういう「知る人ぞ知る」感じの場所って、整備されすぎたら逆に味がなくなる気もする。

小野小町の出生の地かどうか、本当のところは誰にもわからん。

でも500年以上前から地元の人がそう語り継いできた。それだけで、歩く価値はあると思う。

もみじも楽しそうに歩いてたし、犬連れハイキングにもおすすめやね。

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